第12回 セミナー
ゲノム医療のためのバイオインフォマティクスについて
東北大学の荻島 創一先生に聞いてみよう!
開催報告
2024/4/26 (金)、東北大学の荻島創一先生をお招きし、「ゲノム医療のデータ基盤構築と疾患発症予測モデル」というタイトルでご講演いただきました。当日は東北メディカル・メガバンクの最新の状況から、それを利用した活用例として低体重児の早期予測モデル(Mizuno et al., BMC Pregnancy Childbirth, 2023)についてご紹介いただきました。
質疑応答・懇親会では、データの適用先に関する議論や、情報系の若手の会らしいデータ管理の観点に関する質問、プライバシーに関する意見等が出て大変盛り上がりました。
今回のセミナーが皆様の研究の一助となれば幸いです。生命情報科学若手の会では、今後とも様々な分野の方をお招きしセミナーを企画いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
開催趣旨
4月のセミナーにて、東北大学より荻島 創一先生をお招きし、これまでの研究成果についてご講演いただきます。
荻島先生は東北大学にて研究室を主宰し、東北メディカル・メガバンクによるコホート研究や、ゲノム・オミックス・医療情報のデータによる疾患発症予測の研究をされています。
また、本セミナー後には懇親会を予定しております。そちらでは荻島先生により詳しいお話を聞くのはもちろん、参加者間の交流を深めていただけます。こちらも是非ご参加ください。
概要
日程 2024年4月26日 (金) 19:00〜21:00(20:00〜 オンライン懇親会)
会場 Zoomによるオンライン開催
参加資格/参加費 どなたでも無料でご参加いただけます。
参加登録 https://forms.gle/3hQugTWYXCjwebM5A (登録後、Zoom URLが表示されます)
司会 武田淳志(早稲田大学)
講演者
荻島 創一 先生
東北大学
講演タイトル
ゲノム医療のデータ基盤構築と疾患発症予測モデル
要旨
UK Biobank、Genomics England、All of Usをはじめ、国内外で大規模なゲノム情報、医療情報、環境曝露情報のデータ基盤の構築が進展している。東北メディカル・メガバンク計画では15万人の前向きゲノムコホートを実施している。個人ごとの遺伝要因を背景として、環境要因の影響を考慮して、疾患の発症と進行の機序を明らかにするため、ゲノム・オミックス情報、医療情報等のデータを統合し、疾患発症を予測する取り組みについて紹介する。
懇親会
講演終了後の20時よりzoomを用いたオンライン懇親会を行います。参加者同士で親睦を深めましょう。
Contact
お問い合わせはbioinfowakate_staff@googlegroups.comまでお気軽にご連絡ください。
なお、メール本文に署名と自分のメールアドレスを含めて頂くようお願い致します。