第13回 セミナー

若手研究員のキャリアパスについて、千葉大学の川崎純菜先生に聞いてみよう!


開催趣旨

5月のセミナーにて、千葉大学より川崎純菜先生をお招きし、これまでの研究やキャリアパスについてご講演いただきます。

川崎先生は獣医学、ウイルス学、そして生命情報科学を中心に研究されてきました。また弊会の第13回年会にも参加していただき、Best Activator Award及びBest Helper Awardを受賞されています。研究のお話だけではなく、若手研究員としてのご経験についてもご講演していただきます。

また、本セミナー後には懇親会を予定しております。そちらでは川崎先生より詳しいお話を聞くのはもちろん、参加者間の交流を深めていただけます。こちらも是非ご参加ください。

概要

日程 2024年5月20日 () 19:00〜21:00(20:00〜 オンライン懇親会)

会場 Zoomによるオンライン開催

参加資格/参加費 どなたでも無料でご参加いただけます。

参加登録 https://forms.gle/fV7BJfo8LXxfKTRi6  (登録後、Zoom URLが表示されます)

司会 佐藤龍飛(東京工業大学)

講演者

千葉大学

講演タイトル

4つの研究室と1つの就職先を経験して:若手研究者が考えるキャリアパス

要旨

【キャリアパスについて】

私はこれまでに4つの研究室と1つの就職先を経験してきました。獣医学・ウイルス学・生命情報科学を渡り歩く中で、現在は感染症研究を進めるに至りました。特に、バイオインフォマティクスを駆使し、動物由来ウイルス感染症に関わるミクロからマクロまでの現象を明らかにすることを目指しています。本講演では「ネクストパンデミック」からヒトと動物の健康を守るためのウイルス監視システムの構築についてご紹介したいと思います。また、キャリア選択において意識してきたことを中心に、若手研究者(n=1)の考えを共有できればと思います。


【研究内容について】

 ウイルス感染症は突如として人間社会に出現してきたように思われますが、その多くは動物に感染していたウイルスがヒトへと伝播することによって引き起こされてきました。そのためネクストパンデミック対策では、(1)動物に潜む未知ウイルスの探索と、(2)ウイルスによる感染症発生リスクの評価が重要視されています。そこで現在は、(1)公共データの再利用による大規模ウイルス感染調査の実施、(2)ウイルスの遺伝子配列情報のみからヒト感染リスクを評価する機械学習モデルの開発に取り組んでいます。こうした研究を通して、リスクの高い動物由来ウイルスを世界規模で監視・制御するシステムの構築につなげたいと考えています。

懇親会

講演終了後の20時よりzoomを用いたオンライン懇親会を行います。参加者同士で親睦を深めましょう。

Contact

お問い合わせはbioinfowakate_staff@googlegroups.comまでお気軽にご連絡ください。

なお、メール本文に署名と自分のメールアドレスを含めて頂くようお願い致します。