1人1分間で、自己紹介をする企画です。自身の研究テーマから日常の趣味まで簡単に紹介することを通じて、参加者同士で話しかけるきっかけになったようです!
(2)ワールドポスター
ポスター形式で各参加者が研究を発表しあう企画です。5~6人のグループを持ち回りで移動し、1人10分の発表を各人4回ずつ行いました。少人数での発表なので、経験の浅い学生でも異分野の発表に質問しやすく、どのグループでもディスカッションが活発に行われていました!議論が足りなかった分は、夜の懇親会でポスターを持ち寄って好きなだけ話し合うことができます。また、研究を始めて日が浅く、明確な結果が出ていなくても問題ありません!参加者の一部は研究プロポーザルを発表し、フィードバックをもらっていました。
(3)研究室見学
理化学研究所神戸キャンパスでの開催に伴い、研究所の2つの研究室を見学させていただきました!高橋恒一先生の研究室では、ラボオートメーションの最先端についてご説明いただいたのち、ヒト型実験ロボット「まほろ」のベンチワークを見学しました。大浪修一先生の研究室では、充実した顕微鏡設備やwetとdryを両立するための研究室の工夫を見せていただきました。普段はなかなか目にできない研究所の実態を詳しく知ることができ、大変勉強になりました!
(4)招待講演
今年は招待講演として、京都大学化学研究所の松井求先生、理化学研究所の大浪修一先生にご講演いただきました。松井先生にはバイオインフォマティクスの科学哲学について、大浪先生にはご自身の研究の変遷と研究への向き合い方についてお話いただき、講演終了後の質疑応答も時間が足りなくなるほど盛況な講演になりました。
(5)NGS
本若手の会の目玉の企画とも言えるのがNGS (Next Generation Science)です。この企画は、グループごとにディスカッションを行い、生命情報科学での未解決課題に対して新たな研究を提案するというものです。各グループにはバックグラウンドも学年も異なる5~6名のメンバーが配属され、合計4時間程度で密なディスカッションを行いました。ディスカッションの中では未解決課題について深く議論し、その解決案を全員で考えました。これらのディスカッションを通じて考案された解決策をスライドにまとめて10分程度の発表を行い、参加者同士で質疑応答を通じて更なる議論へと繋がりました。
当日の課題紹介スライド(1例)はこちら
当日の発表スライド(1グループの例)はこちら
武田 淳志 さん (早稲田大学)
グループ 3:「Tree of Lifeは完成するのか? 」
磯貝龍邑 さん (筑波大学)
伊藤綾香さん (早稲田大学)
太田垣匠さん (東京大学)
鬼塚智大さん (東京大学)
金指勇樹さん (理研IMS)
武田 淳志 さん (早稲田大学)
田原 悠也 さん (筑波大学)
ご参加ありがとうございました!
3日間にわたり多くの方と議論を交わして、交流を深めることができ、楽しく過ごすことができました。特に、ワールドポスターではたくさんの方の研究内容を聞くことができ、幅広い分野の知見や考え方を知ることができたことに加えて、自身の研究を別の角度から考える良い機会となりました。また、このような会を運営していただいたスタッフの方などに改めて感謝いたします。
東京科学大学 医歯学総合研究科 博士1年
今年度初めて参加させていただきました。私の研究内容は同じ研究室内でやっている人がおらず、普段誰にも相談できないため1人で勉強をしていたのですが、若手の会には似たような分野の研究をされている方がいるため、議論をしたり悩みを相談することができ、とてもありがたかったです。また、普段関わることの無い研究室の方々とコミュニケーションをとることで、刺激を受け研究のモチベーションが上がりました。さらに、今回は理研の施設も見学することができ、大変貴重な機会をいただきました。このような会を主催してくださった皆さまに感謝申し上げます。
北海道大学 生命科学院 生命科学専攻 修士2年
このたび初めて生命情報科学若手の会に参加させていただき、大変貴重な経験を得ることができました。今年4月よりバイオインフォマティクス研究を開始した私にとって、本会は研究の方向性を考える上で大きな刺激となりました。運営にご尽力くださった皆様、また特別公演や研究室見学でご指導いただいた先生方に、心より御礼申し上げます。特別公演では、最新の研究動向を学ぶとともに、バイオロジーと計算科学をいかに融合させて新しい知見を創出するかという視点を養う契機となりました。研究室見学では、各研究室の特色あるテーマや方法論に触れ、幅広いアプローチの重要性を実感しました。さらに、ワールドポスター企画では自分の専門外の分野に触れることができ、研究の視野を大きく広げてもらえました。私はもともと実験生物学を中心に研究してまいりましたが、今回の参加を通じて、計算的手法を積極的に取り入れることで研究を一層発展させられる可能性を強く感じました。特に、PIとして活躍されている先生方の研究スタイルや研究室運営の姿勢が印象に残り、今後のキャリア形成において大きな指針となりました。今回得た学びを自身の研究に還元し、実験と計算を架橋する新しい挑戦を進めていきたいと考えております。
東京科学大学 医歯学総合研究科 医歯学専攻 博士1年
3日間ありがとうございました!今回初めて若手の会に参加させていただきましたが、興味深い研究が沢山あり、とても楽しかったです!
あまり関わったことのない分野の方の研究が面白く、自分の研究に役立つことも多々あり参考になりました。若手の会とのことでしたが、バイオインフォ同世代のレベルの高い方々に出会えたことが1番刺激的で良かったです!
改めてありがとうございました!
名古屋大学 医学部医学科 4年
今回が初めての若手の会参加でしたが、非常に楽しめました。グローバルポスターでは、自分の研究内容を見つめ直す機会を得ただけでなく、自分の研究内容に似通った分野や、興味はあったけど選択しなかった方向性の研究分野の発表がいくつもあり、とても楽しく聞かせていただきました。今回の会で、同じ分野を学ぶ同世代の方々と知り合い、その研究内容を知れたことは自分にとってとても大きなことだったと思います。皆様、本当にどうもありがとうございます。願わくば、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
東京科学大学 医歯学総合研究科 医歯理工保健学専攻
研究室訪問、ワールドポスター、NGSといった様々な企画があり、非常に楽しかったです。研究室訪問では実験ロボットや顕微鏡といった普段見学できない施設に行き、お話を伺うことで非常に良い経験ができました。またワールドポスターや懇親会では、似た分野を研究している学生と交流でき、良い刺激になりました。
東京科学大学 医歯学総合研究科 計算システム生物学専攻 修士2年
私の研究室はバイオインフォマティクス関連の研究をしている人が少なく、同じ分野の方と交流する機会があまりないのですが、この研究会を通し、多くの人の研究を近い距離で聞くことができ、大変勉強になりました。改めてバイオインフォマティクスの面白さを感じました。研究結果だけでなく、どのように手法を思いついたのか、どういう過程を経て結果まで辿り着いたのか、どういう寄り道をしたかなど、過程についてお聞きすることができ、勉強になりました。また、自分の研究を発表するしディスカッションすることで、普段は考えもしなかった観点からの意見やアイデアを得て、自分の研究に対する視野を広げることができ、大変有意義な研究会でした。また、同じ問題を異なるバックグラウンドを持つ人同士で考えることで、一つのテーマでもいろいろ考えるべきことがあることが分かり、一貫性のある主張を導く過程が非常に面白かったです。また、ドライ系のラボにいると見ることはない顕微鏡や、近未来を感じるような実験設備を実際目の前に見ることができ、実感することができました。また、研究だけでなく、研究費獲得や学会などでの学外研究活動、進路など、実際の経験を聞くことができて大変参考になりました。
早稲田大学 基幹理工学研究科 数学応用数理専攻 修士2年
今年は去年に引き続き2回目の参加でした。今年新しく行われた理化学研究所の研究室見学では、最先端のロボット技術を近くで見ることができ、貴重な経験となりました。また、ワールドポスターでは様々なバックグラウンドの参加者とそれぞれの研究について、NGSでは明確な答えの無い問題に対してディスカッションができ、非常に充実した3日間となりました。来年もぜひ参加させていただきたいと思っています。
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻 修士2年
今年度から、BIの研究室に所属しており、若手の会には初めて参加させていただきました。ワールドポスター形式のため気楽に参加しやすく、普段は能動的に聞くことのない研究テーマについてディスカッションすることで、所属研究室内では得られない多くの刺激を得ることができました。全てではないかもしれませんが、日本のバイオインフォマティクス研究分野の学生が行っている研究の全体像、幅広さ、自身の研究の立ち位置を認識することができて、とてもよかったと思いました。
東京科学大学 大学院医歯学総合研究科 医歯学専攻 博士課程1年
このような若手研究者が中心となって集まる機会は、自分にとってとても新鮮でした。特に、異なるバックグラウンドを持つ学生同士で3日間も研究交流ができたことは、今後の研究活動において大きなモチベーションとなりました。理化学研究所の見学では、まほろをはじめとした最先端の設備を見学し、さらには先生方の非常に熱意あふれるお話を伺うことができ、非常に有意義でした。この度は誠にありがとうございました。
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻 博士1年
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