8/18 参加登録を締め切りました
8/10 参加登録を延長しました
7/4 参加登録を開始しました
6/16 第14回研究会の概要,企画,スケジュールを公開しました
日程 2022年9月10日(土)~11日(日) 盛況のうちに閉会しました。ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。(2022/9/11)
会場 オンライン開催
代表 西村瑠佳 (総合研究大学院大学 生命科学研究科)
年会長 伊東眞琴 (東京大学大学院新領域創成科学研究科)
現在、参加登録を受付中です(下記URLより)。全国津々浦々からのご参加をぜひお待ちしております。
参加登録は締め切りました。多数のご登録ありがとうございました。
【参加登録フォーム】 https://forms.gle/GEPkr1zH9dRjqfPj7
【参加登録締切】2022年 8月10日(水) 8月17日(水)
※ 参加登録は締め切りました
【参加にあたって】
・本会は参加者の方々に、原則全日程での参加をお願いしております。都合の悪い時間帯がある場合は、下記の問い合わせ先からお問い合わせください。
・本会では参加者の方々に、事前にピッチトーク用スライドの作成をお願いしております。参加者の方々には詳細が決まり次第、ご連絡差し上げます。
・どなたにもご参加頂けますが、研究会の趣旨に反する方のご参加はお断りする場合があります。
・参加費は無料です。
【問い合わせ先】
・bioinfowakate_staff@googlegroups.com (担当:遠藤)
研究会の始まりにお互いのことを知りましょう!ピッチトークでは、自分のパーソナリティを1枚のスライドにまとめていただいて1分で紹介していただきます。
スライドの例はこちら。
【スライド提出フォーム】 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdQOQBqJzvBANgamRqgp8LEXQTxN4981doHq7M2fvVxdOgbWQ/viewform
【提出期限】 2022年 9月1日 (木)
昼の休憩時には、オンラインランチ会をお楽しみください。自由参加となります。
4、5人のグループに分かれ、研究発表・質疑応答を行います。発表1回あたり10〜15分で、1人あたり約4回発表の機会があります。少人数で行うので発表・質疑応答がしやすいのが特徴です。学部生などのまだ研究経験の短い方は、先行研究や研究計画の発表でも全く問題ありません!また、発表を複数回行うことで少しずつ修正を加え、プレゼンテーションスキルを磨くこともできます。研究発表を行うにあたり、スライドの準備をお願いします。
海津一成(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
講演タイトル
大腸菌をまるごとモデリングするには
講演概要
大腸菌は最も良く研究されたモデル生物の一つである。しかし、我々はその大腸菌という生命システムをどの程度理解でき
たと言えるのだろうか?近年、1塩基レベルでのゲノムの合成や人工細胞の構築が実現されつつあるが、細胞を設計する方
法は未だ確立されていない。そこで我々は、ゲノムから細胞を理解し、ゲノムを一から設計するため、大腸菌をまるごとシ
ミュレーションする技術を開発している。全細胞シミュレーションは、特定のパスウェイに注目するのではなく、遺伝子発
現・代謝・ゲノム複製などあらゆる細胞機能を含む1細胞をまるごとモデリングし、その動態を再現・予測することを目指
す。また、バイオインフォマティクス技術と構造生物学など各種データベース上の情報を活用し、ゲノム配列から自動で細
胞モデルを構築することを可能にした。これにより、数理的なモデルの詳細を知らなくても入力するゲノム配列を変更する
だけで、様々な遺伝型から1細胞全ゲノム規模のオミクスデータなどの表現型を計算機上で評価できる。さらに、計算機上
で設計した様々なゲノム配列の表現型を予測する「仮想実験」により、ゲノムの持つ設計原理の解明につながる。
若手へのメッセージ
一個の生命を自在に設計し合成することが可能になる時代に向けて、生命に対するどのようなかたちの理解が必要なのか?
について、技術面・倫理面など様々な観点から皆様のご意見をお聞かせ頂きたいと思っています。
市橋伯一(東京大学大学院総合文化研究科)
講演タイトル
どうやったら非生命から生命性が生まれるのか?
講演概要
なぜこの世にこんなに多様で複雑な生命体が生まれたのか私は不思議でならない。そして、まだ誰もそれが必然なのか偶然
なのかもわかっていないことも不思議でならない。できればその謎を解明してから死にたいと思う。そのための方法はシン
プルで、多様で複雑な生命らしさを生み出すために必要十分だと思うシステムを用意して、そいつが生命性を獲得するかを
実験すればいいはずだ。そういう実験を私たちの研究室では行ってきた。まず、生命性の出現には進化する能力と遺伝情報
の発現が必要だと考え、遺伝情報を発現しながら進化する最低限のRNAの複製システムを作った。そのシステムを試験管
内で長期進化させることで、寄生型のRNAが自然発生し、その寄生型RNAと共進化することで際限なく進化が続くことを
知った。さらに最新の結果では、共進化は自己複製RNAの多様化をもたらし、多様化したRNA系統は相互作用しながら複
雑な複製ネットワークを形成することを学んだ。以上の結果は、遺伝子を発現しながら自己複製をする分子が進化すると、
勝手に多様性や複雑性といった”生命らしさ“が生まれうることを示している。ただ、条件によってはそうならないこともあ
り、なかなか奥が深い。
若手へのメッセージ
研究はどんなものでも楽しいのですが、やっぱり自分が「この研究があればもっと世界が楽しい良い場所になる」と信じる
研究に全力投資してほしいと思います。人は意外とすぐに死んだり、元気や予算がなくなって研究できなくなったりするの
で、やれるときに本当にやるべきだと思う研究に取り掛かることをお勧めします。
新たに集まるそれぞれの参加者の力を総動員して世紀の難問に挑みましょう!
同じ課題に興味を持つ5~6人でチームを結成し、生物学における未解決課題の解決策を議論します。最終日には、各班が研究提案を行い、優れた発表を行ったグループを「Best NGS Award」、会全体を通じて活発な議論に寄与した人を「Best Activator Award」として表彰します。
昨年取り組んだ課題はこちら。
今回の課題は下記の6つに決定しました!1. ~ 4.の課題は招待講演の先生方からご提案頂きました。
生命進化の表現方法
生命情報の起源
ゲノム情報だけからわかること
ゲノムの「設計」のために
研究者の研究者による研究者のための政策形成
コロナ禍・アフターコロナでの研究者のサバイバル戦略
10(土)、 11(日)の両日とも、会終了後の19時よりオンライン懇親会を行います。参加者同士で親睦を深めましょう。
お問い合わせはbioinfowakate_staff@googlegroups.comまでお気軽にご連絡ください。